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zoom RSS 「ホテル・ルワンダ」と沖縄

<<   作成日時 : 2006/02/18 22:04   >>

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あらゆる問題は地続きであると思う。
しかし、頭の悪い自分の思考ではなかなか追いつけないんだけれども、直感的に演繹的にリンクする二つの事柄に強引に持っていく事にする。

「ホテル ルワンダ」という映画を見た。
この映画は世界各国で公開されて評価を得ていたのだけれども、日本の配給会社が二の足を踏んでいて、それを「観たい!」という人達の署名活動によって公開が実現した異色の配給作品だそうです。
先日、「ロード・オブ・ウォー」という武器商人の映画を観に行ったんだけれど、どうも物語の構成が「ブロウ」のような印象で始めっから比較しながら観ちゃったので、映画としてのめり込む事がができず、決して下らない映画じゃないんだけれど、結局「地球最大の武器商人はアメリカなんだけど…」という感じで、そんな事はわかってるんだから何?という否定的な反応しか生じなかった。
何にも知らない人への啓発運動が起こりうるなら、まぁ、それもアリなのかなと思うけれども、そんな影響もないようだから、さしてこの映画には魅力はない(あくまで主観)のでしょう。
一方、「ホテル・ルワンダ」は、2時間の観ている時間が何十時間(実際は100日だそうです)にも感じられたその時間は、何度も自分が呼吸をしていない事に気づかされるという、今まで観て来た映画の中で一番、ハラハラドキドキした映画でした。
以前、「ノーマンズランド」という映画を観た時にも感じた、戦争(内戦)の無情感をこの映画にも大いに感じ、それに「ホテル・ルワンダ」は実際にあった話であるという事を聞いて、その人間同士の殺し合いの基となる考え方、思いが、容易に「殺人」という悪行に及ぶ事、そしてそれが今も尚引き続き世界の各地で起こっているのだけれども虐殺という程の事件性になっていないが為に、ネットで細かく検索でもしない限り、否、検索したとしても知る事のできない、時流に覆い隠されてしまっている故、自分は手に届くニュースでしか世界を知る事しか出来ない。
けれど、今も尚、難民は存在する。
それも、恥ずかしながら映画を観た後でパンフレットを読んで知ったんだけれども、本来ルワンダには多くの部族があったのだけれど、それを「ツチ族」の王族が支配するようになり、1800年代に王宮が危機になったときにドイツが介入し、第一次世界大戦後に戦勝国のベルギーが報償としてルワンダを統治するために「ツチ族」と「フツ族」を敵対させることによって統一されていた国家を崩壊させていったそうです。
そういった帝国主義の功罪を現在、償わなければならない状況なんだという事を、この映画を観て感じざるを得なかった。
それでも、尚、僕ら先進国は帝国主義的な価値観から逃れる事は出来ていない。
堀江メールと下地島という記事を読んで、思った。
ひとことで言ってしまえば、「国益」を優先させ、自国を中心とした秩序を求める事によって生じる障害を排除するためには、人の心などは無視する事もいたしかたない。
それが、現実なんだから、「弱者は甘えてばかりいないで、自ら闘う術を探せ」という放埒なものいいなのだ。
政治や、経済の為に殺される人は多い。
しかし、その名もなき人達を知る術を自分は知らない。
事件にならないから問題にならないんじゃない。
事件と扱わないから、後々、取り返しのつかない事件になるのであろう。
後世の人間はなんとでも言えるが、昔のベルギーだって、それが最良の統治方法だと思っていたのかもしれないし、半世紀もあとに100万人もの大虐殺が起こるとも思っていないだろうし、その根本的な価値観が自らの政策にあるなんて予想だにしないだろうから。
現在は「やられたらやりかえせ」「やられる前にやれ」的な人を人と思わない行為が、テロなどの形をもって現れている。
その原因も、憎しみを利用して統治した帝国主義の負の遺産だとしたら、それを正の遺産に変えるにはどうしたらいいんだろう。
隣国と牽制しあっていても、何の解決をみないことは明らかなんだけれども。
人はいう「拳銃を持った人間に、無防備に、無抵抗に、話しかけても、言葉など通じる訳はないだろう」と。
「ホテル・ルワンダ」のポール・ルセサバギナは武器を取らなかった。
最終的には、反乱軍が勝った事によって命を長らえたのだが、ポール以外の多数は難民になって、その後も苦しい生活を強いられるのだが、武器を取って、敵対する者を殺し続けてなんになるのだろうかと思う。
「宮古島に自衛隊を派遣すべき」だと言っている人はきっと自分のような者を「平和惚け」と呼ぶであろうが、一触即発への条件をわざわざつくって、人間不信、猜疑心を煽り、仕舞には仮想敵国をつくり得る考え方にはなんの生産性もないんじゃないかと思う。
自分だけでなく、お互いに命を祖末にしない方法を模索するには短絡的な判断では、なんの発想もできないんだなぁっと、「ホテル・ルワンダ」を観て思った次第。
しかし、この思いが持続するのか…自信がない…。

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