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zoom RSS 映画三昧…、戦争もの…、「ミュンヘン」〜「ジャーヘッド」

<<   作成日時 : 2006/03/02 04:12   >>

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日付が変わってしまって、昨日は「映画の日」だったので久々に映画のはしごをした。
「ジャーヘッド」「ミュンヘン」を観た。

 「ジャーヘッド」、ある意味歴史に残る映画なのではないかと思った。
 サム・メンデスという監督は演劇畑出身の監督で(奇しくも現在公開中の「有頂天ホテル」の三谷幸喜も演劇畑で、両者共ヒットメーカーとなったが、二人共映画と演劇の違いを熟知していて、今まで日本の演劇関係の方が映画を撮ったけれども「そんなの舞台でもできるんじゃないの?否、舞台でやった方が面白いんじゃないの?」的な作りであったりしてヒットしなかったのに、「日本の観客は映画をわかっていない」的な発言をするような演劇の人とは違って)「アメリカン・ビューティー」っちゅうアメリカンを小馬鹿にした映画でアメリカンのアカデミー賞作品賞などを撮ってしまう程の手腕の持ち主で、本作は3作目にあたる湾岸戦争に従軍した海兵隊(狙撃兵)のお話し。
 それは、よくある主義主張を前面に出すような戦争じゃなくって、ここでもまた、アメリカンを小馬鹿にしている事実に基づいた(原作がある)物語にあきれて、あきれて、笑いながら同時に鳥肌も立つという奇妙な体験をさせていただいた。
 まずオープニングから「フルメタルジャケット」様な訓練などは、「愛と青春の旅立ち」を思い出した。
もう「ぶっころせ!ぶっころせ!」みたいな教育って20年以上経っても変わらないんだなぁ(軍隊なんだから、人殺しを教えるのはあったりまえか…。)
 それに恥ずかしながら無知を露呈すると、米軍が誤爆を繰り返していたのはニュースでも知っていたが、「車でイラク国外に逃亡する市民の列を皆殺しにしていたとは!」、とその映像を目の当たりにした瞬間怒りを通り越してなんともいいようのないムカつきが抑えきれなかった、後ろの方では啜り泣く声もあり、こうした事実を何故断罪できないのだろうとも思った。
 そして結局、主人公は、結局前線まで行く事なく戦争は終わる、その数週間駐屯地での海兵隊のバカさ加減が、まるでライフルを持った男子校の修学旅行のような感じで描かれる、アメリカの軍隊って幼稚!ってな感じで…笑えない、でも笑っちゃう、笑っちゃう自分等に鳥肌が立つ。

 「ミュンヘン」、久々に映画館でスピルバーグの作品を観た。
 こちらも原作(元暗殺者の回顧録)があって、それに基づいて描かれているそうで、それ故か否か、題材となっているミュンヘン事件の当事者のイスラエルとパレスチナの双方から批判を浴びているらしい。
 たしかに、暗殺者の主人公を正当化するような描き方に捉えられても仕方がない物語で、ラストに主人公が「祖国に帰らない」というような決断を決心するような物言いは、たとい「家族が一番大事だから」といっても何の説得力も持たないし、首を傾げざるを得ない(単純に罪悪に苛まれ、「もう逃げたいからごめんなさい、許してください(許されない事をしましたけれども)」って言うならわかる)。
 これでは、「人殺しはいけないことだ」といいながら、「戦争なんだから仕方がない」といって殺しまくる人達と変わらない。
 スピルバーグは、「このままじゃ、憎しみの連鎖は終わらないんですから」と言って…「こういった人達を反面教師にしましょう」とでも言いたいのだろうか?
  「ジャーヘッド」と180度も違うこの映画は笑いたくても笑えないシリアス主義主張映画に仕上がっていて、つまらなくはないんだけれど、う〜ん、これを観て「戦争はダメだよね」って言っちゃうようにはなりたくないと思う(戦争は、もちろん反対だし、軍隊も反対ですけれど…)
 
 どちらの映画も役者がとてもよく嵌まっている。
 あたりまえの事でしょうが、きっと巧いんでしょうね。
パンフで読むと 、「ミュンヘン」では舞台役者が多く出演しているようで、中でも敵役のような役所のジェフリー・ラッシュという人は、オーストラリアでメル・ギブソンと「ゴドーを待ちながら」をやったこともあるという(メル・ギブソンが「ゴドーを待ちながら」?そ、想像がつきません!)かなりの演劇人だったりして、あらたな発見!
 他にもいっぱい、いい味出している人も多くて、「映画を観た!」っていう感じだった。
 役者は、やりがいのある作品だったんじゃないかなぁ、どちらとも。
映画的には、2つ共面白かった!
 でも、現実は「面白かった」では済まないんだからして…
 
 映画って…

 

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