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zoom RSS 『六ヶ所村ラプソディー』

<<   作成日時 : 2006/05/07 07:52   >>

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でぶ歯医者さん、コメントありがとうございます。
この問題について自分も一歩踏み込んでみようと思って、5日に『六ヶ所村ラプソディー』というドキュメンタリーを観てきました。

会場は、図書館の二階にあるホールで、あまり宣伝がなされていないせいか、100席はあるであろう席の半分も埋まっていませんでした。
こういう市民的な草の根運動はコツコツと、アメリカのようにドカ〜ンと人が集まって、あっという間に終局していまわないようにいく方がいいのかなぁ(関心を持つ人が多くなるのに超した事はないのだけれど)っと終映後の監督鎌仲ひとみさんのトークや、質問する人達の言葉を聞いて思った次第。
一般的にこういった反対運動は、市民グループ等の運動家主導で動いていたりするものがあって、そこにはなかなか入ってゆけない雰囲気があって、共感する思いなどあっても、知識がないものだから話が通じないんじゃないかなって臆してしまい、そのままなんの関わりを持たずに終わってしまうものでした。
しかし、この会場に来ていた人達は殆どが壮年と見受けられるような年齢以上の方が多く、年末に六ヶ所村がNHKの特集で取り上げられていたのを観て、それぞれにアンテナを張って上映会を知った人達で、シュプレヒコールをあげて反対運動をするというような事はしたこともない普通の人達なのでした。
結果から話せば、そういった普通の人達とも、なんの会話もせずに会場を後にしてしまったのです(理由は後述いたします)が、その会場の和やかな雰囲気と映画の原発に携わる人達、賛成・反対の人達をできるかぎり公正に取り上げた鎌仲さんの人柄などに、どうしてもこういった問題に感情的になってしまう自分の愚かさを知らされたものでした。

鎌仲さんのトークの内容は以前の上映会の報告での内容と大体一致するので、よろしければこちらを参考なすってくださいませ。

そして、この映画のラストシーンで雪かきをする一人の女性がいるのですが、その菊川さんという方一人だけが六ヶ所村でただ一人原発反対を訴えながら暮らしている(県外などに支援者はいるそうです)事を受けて、「誰もモノが言えない圧力の中で、力は弱いけれども、そこに居続ける、それが本当の強さなんじゃないかなぁ、本当に強い人は自分の弱さを知っていて、その弱さを受け入れながらそこにいることができる、それが本当の強さで、弱さを目の当たりにしたときに諦めちゃう弱さもあるんだけど」っというような事を鎌仲さんはおっしゃってました。
諦めない強さ…時代に流されず、何が善であるか判断し続ける力…
そういう事に触れていくには、大いに圧力がかかる事でしょう。
それでも、そこで暮らしている人達には頭が下がる思いでいっぱいであります。
無責任な人は「そんなに放射能がいやなら村から出て行けばいいじゃないか」というかもしれません。
しかし、人の暮らしは、そんな無責任な人がいう程容易いものじゃないはずだと思います。
元々、その土地で暮らしていた人達に、原発を押し付けてしまっている自分達は、もう少しその村で暮らしている人の事を考えた方がいいと思います。
この時点で自分達は強者で、村に住む人達は弱者なのですから。

余談になってしまいますが、原子力発電所の燃料がプルトニウムである必要性はなんなのでしょうか?
こちらの研究によると「核融合」で発電する方法があるそうで、よく「核分裂」と勘違いされるそうです。
そして、その燃料は重水素と三重水素で、その融合の結果生じるのは大部分がヘリウムで放射性物質は理論上、プルトニウムを使った「核分裂」原発より遥かに少ないそうです。
しかし、何故か日本原燃(株)は、そちらの安全性が比較的(あくまで比較的ですが)高いといわれている「核融合型」発電所の研究については何にも触れず、「核分裂型」発電所を推進しています。
こちらの組織の「I T E R っ て 何 ?」というページを読み進めていきますと、かつて六ヶ所村は、「核融合」発電所の実験地の候補にあがっていたそうです。
それが、核廃棄物処理場になってしまったのは、何故でしょう?
これは自分の勝手な推測ですが、この「核融合」そのものに無理があり、施設をつくって発電する程の研究が進んでいなかった、しかし何にもつくらない訳にはいかないから、まず実行可能な「核分裂型」の原発施設をつくろうとした、そして、タイミングよくプルサーマルという実行可能なシステムが現れた。
そして、都合良く、村の人の意見等は聞かずに、国の政策だからということで押し付けちゃった訳です。
それが、1986年、20年前の事です。
『六ヶ所村ラプソディー』でも、その当時のニュース映像が流れていました。
泊という漁村において、警察と海上保安庁が港を封鎖して、反対する漁師さん達の操業を停止させて、原燃(株)に海の調査をしたのです。
それは、地上にある施設から汚染された廃液を流した場合を想定して、どのようにパイプを海底に設置すべきか把握するためのものでした。
漁師さんの怒りの声が響いていました。
「魚を捕らせろ!」
しかし、今、魚は捕れません。
「漁業権を放棄して、金を取っちゃったんだな…」と寂しくつぶやく現在の漁師さんの言葉が寂しく響いてきました。
金を取らざる状況へ、真綿でくるむようなやりかたで、国は、村の人達を追い込んでいったわけです。
当たり前の事ですが、村人が原発を誘致した訳ではありません。

それから、電力使用量についてですが、これからの日本においての総使用料は減少に向うそうです。
たしかに、クールビズや、LOHASとか、エコロジーとかのファッションや生活感などによる意識の変化と、家電製品の技術革新による節電などによって、あとは少子化による人口の減少によって、電力使用量は減少してゆくでしょう。
そして、今の原発は水力や、火力のように停止させることができないそうで、電気を作り続けなければ逆にオーバーヒートしてしまうようです。
ですので、夜などには大量に電気が余ってしまう為、揚水ダムなどの電力にあてたり、と使い道を探さなくてはならない不自由な発電システムなのです。
たしかに「核分裂」は一度起こしたら止めようが無いと聞いた事があります。
そして、分裂を繰り返す程に放射能を発生させるのです。
そして、その放射能を除去するシステムは存在しない。
よく、その放射能は、自然界で浴びる量とそんなに変わらないと発電所の人はいうのでしょうが、それならば何故に「英セラフィールド再処理施設から漏れ出る放射能汚染」
BNGセラフィールドの放射能漏れで起訴へという問題が起こるのでしょうか。
それはこちらにかかれているように設計する人はプロフェッショナルでも、それ以降の作業に携わっている人がみんなアマチュアで、危機意識が低いから起こるのだそうです。
しかし、そのアマチュアで原発の仕事に従事する人というのは、国に真綿のようにくるまれ・追い込まれて元々の仕事(漁業や農業など)を出来なくなってしまった人達なのです。
そういった悪循環が原発事業にはあり、さらに現場作業従事者と制御室で仕事をしている原燃(株)の社員の被爆量の格差は何百倍だそうです(現場従事者の方が多く被爆しています)
これらの事実を「自己責任」で片付けてしまう冷たい考えは嫌です。
どう考えても、このシステムは上のもんばっかりがおいしい思いをして、下の者がバカをみている不条理極まりない状況なのですから。
たとい、すぐに止められないとしても、「反対」と言い続けます。

でぶ歯医者さんとは、意見が食い違ってしまいましたが、以上が自分の思いです。
支離滅裂で、言葉が足りないようでしたら、また、御質問ください。
できるだけ調べて答えられたらと思います。
コメントありがとうございました。

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三重水素
三重水素三重水素(さんじゅうすいそ、Tritium(トリチウム))は水素の同位体の1つ。放射性をもつ。原子核は陽子1つと中性子2つから構成され、元素記号では3Hと表し、略号としてTが使用されることも多い。もともとは2Hと3Hを併せて重水素という名称を当てていた。.wikilis{font-size:... ...続きを見る
原子力の知識
2006/07/03 04:29

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
国(国家1種・政治家)はさまざまな利権の絡みでダムや空港など一度計画したものを取りやめるという決断をしません。
これは道路公団問題でも計画した道路を作るというところからも判ります。
よっぽど利権が美味しいと言わざるを得ません。

原子力発電所を抱える自治体(住民)は日本国全体からすればマイノリティという事になり、彼らの犠牲の上に我々の生活が成り立っている事を痛感します。
原子力施設も何やかんか理由をつけ、必要なくても維持しているんでしょうね。
なくなれば、ここの既得権を失う人達がいるから・・・・。


さて、コメントいただきましてありがとうございます。

東京ホームレスのHP(ブログ)を見ました。
管理人の名前を見て、ビックリしました。
HPに載っていた管理人のプロフィールを見て、ある方の娘さんだと確認しました。
世間って、広いようで狭いですね。

娘さんがこのような活動をしていると知りませんでした。
大きなうねりになるよう影ながら応援しようかと思います。

紹介頂き、ありがとうございました。
でぶ歯医者
URL
2006/05/07 20:05
でぶ歯医者さん、コメントいただきありがとうございました。

>原子力施設も何やかんか理由をつけ、必要なくても維持しているんでしょうね。
なくなれば、ここの既得権を失う人達がいるから・・・・。

そうですね、この既得権にすがり付いているような人達が減ってくれればと、自分も思います。

>世間って、広いようで狭いですね。

なんとも、ひょんな所で繋がりがあるようですね。
自分は、個人的に主催者の方の事は存じ上げません。
きっかけは、以前「ホームレス」についてネットで検索していたら辿り着いて、影ながら応援しているだけでしたので。
そうですかぁ、以外と世の中、狭いのかもしれませんね。
sendo
2006/05/08 05:52

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