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zoom RSS ブロークン・フラワー

<<   作成日時 : 2006/05/14 03:12   >>

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仕事が早く終わったので映画を観に行った。
ジム・ジャームッシュの「ブロークン・フラワー」を観た。
ジム・ジャームッシュの映画は、あんまり観た事なくって、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」なんてどこが面白いんだ!って観終わった後にボー然としてしまった記憶があるけれど、中身は全く覚えていないという始末。
しかし、本作はカンヌ映画祭で賞を取ったという事と、他に観るものもなかったのと、ビル・マーレイを久しく観ていないなぁという事で観ようと思った次第。

面白かった…って言って片付けられないけれど面白かった…と思える自分が面白かった…
なんで面白かったんだろうか。
ロードムービーだったからだろうか。
自分が多少精神的に大人になったからであろうか。
物語は、ITで儲けたビル・マーレイ扮する主人公ドン・ジョンストンは、結婚しないままいい歳に、始めっから終りまで受動的な性格なのに、母性本能をくすぐるタイプなのか20年前に別れた恋人から息子がいるという差出人不明の手紙が届く。
そして、隣のエチオピアから移住してきたミステリー好きの友人によって、20年前付き合っていた恋人とその現住所と、彼女達に会う為のプランを無理繰り押し付けられ旅に出る。
息子への手がかりは、タイプライターとピンクの文字…
さて、どうなることやら…というとビル・マーレイのイメージからするとドタバタありそうな感じなんだけれど、そんなことはなくて、静かな演劇を観ているように淡々と自分の過去を攫ってゆく。
しかし、静かな中に心情はきっとドタバタしているに違いない程にコミカルな間合いがおかしい。
人生は、やりなおせない、でも、もし、子供がいたら…、なんて、希望か、好奇心が、無気力なドン・ジョンストンを動かしたのかもしれない。

(この先、少々ネタバレします。)
そのドン・ジョンストンは訪ねる先々で、「僕は、ドン・ジョンストン。間にTが入る(ドン・ジョンソンじゃないよの意)」と決まり事のように初対面の人にいう所等、新しい人間関係構築に疲れ、過去に縋り付いているのか、どうでもいいと思っているおっさんで、それでも、隣の友人の子供達には友達のように接する事ができるいいおっさん。
旅の先々、レンタカーで移動する際に友人から押し付けられたCDは、エチオピア・ミュージック、それは日本のテント芝居でかかりそうな楽しげなんだけれど物悲しいホーンセクションが独特なメロディでサントラも欲しくなってしまった。
そんな音楽とリンクするかのように、物語は過去の楽しかった思い出と現在の物悲しい生活を淡々と…
どうやって撮影したのだろうか、山中の悪路を行く先の道から鵯みたいな鳥が飛び立つ…
郊外の建て売り住宅が立ち並ぶ人工的な街並…
バスの中のコギャル、ヒッチハイクの青年…
その先々での出来事が、移動中にみる景色の変化によって季節が変わるように映し出される。
まさしくロードムービーだな。
そして、人生は続く… お・わ・ら・な・い…てな感じで、ラストにはちょっとしたイタズラっぽいすれ違いがあって、それがまた、可笑しい。
今まで観たロードムービーの中で3番目くらいに好きな作品だ。

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